－受講のきっかけは？

以前から社内で小型コンピューター「ラズベリーパイ」などのIoT機器を使った情報収集、可視化システムを運用しています。さらなる生産性向上を目指し、自社でシステムを一から構築する知識や、システム全体を俯瞰的に把握する力を身に付けたいと思い、受講しました。AI技術など最新のトピックスも取り上げると知り、自身のアップデートも図れると考えました。

－実際に受講されてみていかがでしたか？

システムの開発環境構築や、センサー・カメラ画像・制御装置からのデータ取得、クラウド上へのデータベース構築・可視化について学びました。また、Amazonのクラウドサービス「AWS」やLINEアプリを活用した通知機能と、人と設備間の対話機能の実装、さらにはAIを使った画像認識などを体系的に、かつ幅広く学ぶことができました。これらを応用すれば、自社の生産現場のフィットしたスモールシステムを自分たちでつくることが可能だと感じました。何よりも自分の経験を積み上げ、自信を得られたことが大きな収穫でした。

－印象に残った内容は？

参加企業の皆さんが同じような問題を抱えていることが印象に残りました。課題を解決した企業の例を今後、共有化していけば、多くの企業の課題が効率的に解消できるのはないかと感じました。また、講座で紹介されたプログラムは約50種類と幅広く、それらを組み換えたり組み合わせたりすることで、プログラミング知識がほとんどなくても自社に合ったシステムを構築できることが分かり、自分の中でブレイクスルーになりましたね。

－社内でどう生かしていきますか？

学びを生かし、生産設備の稼働データを取得・蓄積し、分析・可視化するシステムの構築を目指しています。現場の小さな困りごとにもIoTを活用してみたいですね。小回りが利いて効果的なツールを開発して社員の負担を軽減し、働きやすい職場の実現に結び付けたいです。

－まだ受講していない企業、個人にメッセージをお願いします！

「ラズパイって何？AWSって何だ？」という方にも講師が丁寧に教えてくれます。テキストが充実していて、分からないことはメールで質問するとすぐに解決の糸口をもらえるので、つまずくことなく取り組めます。約3カ月と長期間ですが、ひと通り講義を終えたときはスタート時とは比べものにならないほど多くの知識が身に付いており、システム開発へのハードルが一気に下がったことを実感できるはずです。

ーご協力ありがとうございました！

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